5分ほどで消えてしまうコールマン226の修理事例

コールマン226メンテナンス一式

上の写真はコールマンから修理不可で返送されたというモデル226。

5分ほどで消えてしまう症状でコールマンに修理依頼をしたそうです。

コールマンではバルブから燃料漏れを確認するものの、バルブ一式の部品がないため修理不可となったようです。

バルブ一式の交換を修理と呼ぶのはどうなんでしょう。

不具合の原因がバルブからの燃料漏れであれば、Oリングを交換すれば直ります。

また、ピークワンランタンが5分ほどで消えてしまう場合、フューエルチューブの清掃で直るケースは多いです。

ということで、ショップに修理のご依頼をいただきました。

不具合の原因はOリングの破損

ピークワンランタンのエキセントリックブロック

上の写真はバルブステムに入っているエキセントリックブロック。

よく見ると青色のパッキンに亀裂が入っています。

コールマン222系バルブのエキセントリックブロックOリング

エキセントリックブロックのOリングが破損すると、燃料バルブを閉じても消火できなくなります。

また、適正量よりも多いガスを吸い上げるため、この個体の場合「5分ほどで消えてしまう症状」の原因だった可能性もあります。

いずれにしても、破損したOリングを交換すれば直ります。

ピークワンランタンのエキセントリックブロックは3種類あり、Oリング等を交換する際はばらして確認することをおすすめします。

燃焼確認動画

ピークワンランタンの燃料タンクは小さく、10分に1回程度の間隔で追加ポンピングしないと、ある程度の明るさをキープできません。

200Aなどに比べるとかなり忙しい追加ポンピングになりますが、正常な動作です。

私も高校生の時分にはじめて買った222Aを今でも愛用しており、ピークワンランタンには特に思い入れがあります。