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上の写真はコールマンピークワンランタンのジェネレーター基部です。
ジェネレーターチューブにスプリングとアスベストチューブ(紙管)が入っており、スプリングの内側にニードルが通ります。
使い込まれたジェネレーターになると、スプリングとアスベストチューブがタールでジェネレーターチューブに固着して、取り出しに難儀することが多々あります。
スプリングを強引に引っ張ると、スプリングがびよ~んと伸びてしまったり破断してしまうこともあります。
スプリングがジェネレーター管内部で破断すると、ドリル等を使った荒療治が必要になりますので、できればスムーズに取り出したいものです。
固着したアスベストチューブの取り出しには、このページでご紹介する方法を試してみていただければと思います。
ジェネレーターの構造

ピークワンランタンはじめ、コールマンランタンのジェネレーター構成は上の写真のようになっています。
- ジェネレーターチューブ
- スプリング
- アスベストチューブ
- ニードル
アスベストチューブの取り出し方

固着したアスベストチューブを取り出すには、原因となっているジェネレーター内部のタールを溶かす、または焼き切ります。
上の写真のように耐熱煉瓦の上でジェネレーターをトーチバーナーで炙り、油分の燃える白い煙が出なくなれば、先の細いペンチ等でスプリングを引き出せるかと思います。
スムーズにスプリングが引き出せない場合には、ジェネレーター内部に潤滑剤を吹いて潤滑剤ごと焼き切ります。
耐火手袋等を使用して、トーチバーナーで炙った直後の熱いうちのほうが引き出しやすいです。
また、「引いてもダメなら押してみろ。」ということわざもありますが、スプリングを前後に動かしてやるとスポッと抜けることもありますので試してみてください。