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上の写真はピークワンランタンModel 226A、当ショップでお預かりしたメンテナンス完了品です。
ジェネレーター交換をしても点火できないということで、修理のご依頼をいただきました。
オーナー様ご自身で燃料バルブを分解し、フューエルチューブの詰まりが原因ではないかと見立てを立てられていました。
フューエルチューブの状態

お預かりした実機の状態を確認すると、お伝えいただいた情報の通り、フューエルチューブ内外部に緑青の発生が見られました。
そこまでひどい状態ではありませんでしたが、パーツクリーナーを吹いただけではフューエルチューブ内部の緑青による詰まりは取り切れませんでした。
フューエルチューブを機械的に洗浄する

しばらく使用していないピークワンランタンのフューエルチューブが詰まることはよくあります。
パーツクリーナーを吹いたり、パーツクリーナー漬けにすることで詰まりが解消することもありますが、それでも詰まりが取り切れなければ機械的に洗浄する必要があります。
当ショップでは0.2mmのステンレスワイヤーを使って、ピークワンランタンのフューエルチューブの機械的な洗浄をしています。
ホーザン(HOZAN) ノズル掃除針セット 線径:φ0.2mm/φ0.3mm/φ0.4mm/φ0.6mm/φ0.8mm/φ1.0mm HG-5 ノズル孔など…
下の写真のように、フューエルチューブのバルブステム側からワイヤーを挿入し、何度かつつくように動かして先端が貫通すればガスの通り道が綺麗になります。



クリーニングワイヤーで掃除をしても、フューエルチューブ内部には取り切れない汚れの付着がありますので、当ショップではさらに超音波洗浄を施工して可能な限り綺麗な状態にします。

劣化したOリング類の交換

お持ちのピークワンランタンに上の写真のような青いOリングが装着されていたら、交換をおすすめします。
青いOリングは工場出荷時に装着されたものですので製造から数十年経過しており、手で簡単にちぎれるほど劣化していることがほとんどです。
燃焼確認動画
ピークワンランタンもいつの間にかオールドコールマンの仲間入りをしたようです。
不調なオールドコールマンは分解洗浄で直ることも多いので、まずはご自身でトライしてほしいと思います。
それでも直らなければ、ご相談いただければと思います。

