コールマン500ジェネレーターニードルの取り外し

コールマン500ジェネレーターニードル

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上の写真はコールマン500ジェネレーターのクリーニングニードルと燃料バルブ。

古い個体の場合、ニードルのネジ部とステムが錆で固着し、強引に取り外そうとするとポキッと破折する結果になります。

この部分が破折してしまうと、ステム側に残ったネジ部を取り出すことはまず無理でしょう。

下の写真のように、ネジが切ってある部分から案外簡単にポキッと折れてしまいます。

クリーニングニードルの破折

モデル500の場合、ジェネレーターニードルと燃料バルブを分解しなくてもメンテナンスは可能なので、やばそうだと感じたら無理に取り外さないことです。

どのくらいの力でネジが回りそうになかったらと感じるかは、経験を積むしかないでしょう。

ただ、ジェネレーターニードルと燃料バルブを分解したほうが圧倒的にメンテナンスは楽になります。

古い個体の場合には、以下の手順で取り外しやすくなります。

ネジ部に浸透性潤滑剤を吹く

吉村

ジェネレーターニードルと燃料バルブの固着の原因は錆なので、ネジ部にラスペネ等の浸透性潤滑剤を吹き、しばらく放置します。

固着がひどい場合、3日ほどかけて潤滑剤を浸透させることをおすすめします。

私は室内作業が多いので、家族からのクレームがない無臭性のラスペネを愛用しています。

トーチバーナーで炙る

トーチバーナーで炙る

潤滑剤を浸透させるとすんなり取り外せる場合もありますが、トーチバーナーを併用するとより破折リスクを減らせます。

トーチバーナーをステム側に当てて、金属膨張を利用します。

トーチバーナーを当てることにより潤滑剤もより浸透します。

それでも取り外せない場合は2、3回ほど繰り返しますが、ポキッとしたら最後なので無理は禁物です。

部品を破折させるよりは、最初からニードルと燃料バルブを取り外さずにメンテナンスするのもいいと思います。

ネジ部は磨かない

ネジ部の状態

モデル500のクリーニングニードルネジ部はネジ切りがとても浅いので、ワイヤーブラシ等で磨いただけでネジ部が傷みます。

なので、あまり錆を落とそうとせず、潤滑剤等で防錆処理をする程度にとどめておくことをおすすめします。

取付時には焼き付きを防止するスレッドコンパウンドをネジ部に塗布しておくと、次回以降のメンテナンスが格段に楽になります。

私はロックタイトの982℃高耐熱性スレッドコンパウンドを使用しています。

ロックタイトの982℃高耐熱性スレッドコンパウンド

誤って部品を壊してしまっても、モデル500の部品であれば大方ショップに在庫があります。

修理でお困りの際はご相談いただければと思います。