コールマン508のジェネレーターロウ付け修理事例

コールマン508

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上の写真はジェネレーターのジャムナット部から燃料が漏れるということで、ショップでお預かりした2レバータイプのコールマン508。

お知らせいただいた情報では、ジャムナットをいくら締めても燃料漏れが止まらないということでした。

考えられる原因としては、ジェネレーターのフレア部分のクラック、もしくは経年使用によるピンホール、フレア部分の真鍮素材が経年使用により完全につぶれたことによりパッキンの役目を果たせなくなった等でしょうか。

ジェネレーターのロウ付け修理

コールマン2レバータイプのジェネレーターは、黒レバー部のグラファイトパッキン交換などで寿命を延命することはできますが、いつかは使用できなくなる消耗部品です。

2024年現在、コールマン2レバータイプのジェネレーターは新品価格が2万円ほどになっており、コールマン社が推奨する新品への交換は気軽にはできないのが現実でしょう。

すべてのジェネレーターが修理可能ではないですが、修理可能なものも多いです。

今回お預かりしたジェネレーターは以下の写真のように、外観はとても綺麗な状態でした。

コールマン508-5891

直前まで正常に動作していたということで、磨いて組み直したらジャムナットから燃料が漏れるようになったようです。

ジェネレーターチューブは厚さの薄い真鍮管なので、確かに磨きすぎれば穴が開いたりする可能性はあります。

ぱっと見異常がないように見える部品も、ルーペ等を使うとわずかなクラック等を発見できることも多いです。

今回お預かりしたジェネレーターも、目視では怪しい箇所の発見には至りませんでしたが、ガス漏れ検知剤を使ってクラックの発見に至りました。

ジェネレーターのクラック
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ジェネレーターのフレア部分は、取り付け取り外しで負担のかかる個所です。

長く使っていると金属疲労でクラックが入るケースは多いです。

クラックが入っただけであれば、下の写真のようにクラックをロウ付けで埋めれば元通り使用できます。

ジェネレーターのロウ付け修理

ロウ付けした部分は下の写真のようにややロウ付け痕が残りますが、外観を大きく損なうようなものではないでしょう。

ジェネレーターのロウ付け修理
ジェネレーターのロウ付け修理

修理品の燃焼確認

コールマン400や508など、2レバータイプのジェネレーター修理でお困りの際はご相談いただければと思います。