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上の写真はコールマン222の初期型エキセントリックブロックとバルブステム。
工場出荷時にはブルーのフロロシリコン製Oリングが装着されています。
お持ちのピークワンランタンにブルーのOリングが装着されていたら、一度もOリングは交換されていないと考えた方がいいでしょう。
ピークワン系ランタンとストーブの一部には共用の部品が使われており、Oリングも共用のものがあります。
ただ、厄介なことに同じ部品でも製造年代によって形状が異なっていたりします。
コールマンあるあるですね。
バルブステムの種類
例えば、バルブステムだと下の写真のように2種類があります。


エキセントリックブロックの種類
エキセントリックブロックだと下の写真のように3種類があります。



なので、Oリング交換の際は燃料バルブをばらして、どのタイプのOリングが適合するのかを確認する必要があります。
Oリング装着時にはグリースを
コールマンのメンテナンス入門として、チェックバルブの交換や分解清掃がおすすめです。
オールド機だとチェックバルブにOリングは使われていませんが、再度装着するのであればOリングを装着すると以降の取り外しが楽になります。
オールド機のメンテナンスでは、ガッチガチに締め込まれたチェックバルブの取り外しに難儀することはよくあります。
Oリングを使うことによって、それほど締め込まなくてもよくなります。
チェックバルブをはじめ、ピークワン系バルブステムやエキセントリックブロックのOリング装着時には、締め込む際にリュブリカントやグリースを塗布しましょう。
リュブリカントやグリースをOリングに塗布する目的は、締め込み時に摩擦でOリングがちぎれないようにするためです。
また、Oリングを完全につぶしてしまってはパッキンの意味がなくなってしまうので、締め込み過ぎないことです。
チェックバルブのOリングは装着時にちぎれないようにするだけですので、燃料で流れてしまうオイルやグリースでもOKです。
コールマンのリュブリカントを使っておけば問題ないです。
ただ、バルブステムやエキセントリックブロックのOリングは可動部なので、耐熱性と耐油性を持つグリースを使っておきたいところです。
耐熱シリコンもギリOKかと思いますが、シリコンは燃料に流れますので効果が長くは持たないでしょう。
私もチェックバルブのOリングなど、箇所によってはクレの耐熱シリコングリースを使います。

耐熱性と耐油性を持つ理想のグリースはフッ素グリースです。
ただ、これまでは価格がネックでなかなか手が出しづらい商品でした。
ようやく、手ごろな価格のフッ素グリースが流通しはじめ、ショップでも贅沢に使えるようになりました。

容量15gは個人では使い切れないんじゃないかと思いますが、コストパフォーマンスは抜群です。
バイク用となっていますが、ピークワン系バルブステムやエキセントリックブロックのOリング用グリースとしては、2025年現在イチオシの商品です。
ご自身でピークワン系Oリングの交換を考えている方には、ぜひ使ってほしいと思います。